9月末にミュンヘンに来たからには!
ビール好きとしてはオクトーバーフェストは見逃せません。

ドイツが世界に誇るビールのお祭り。あちらこちらに飲んだくれがいてバカばっかり。
お酒の力を借りて、ボンジョビのIt’s My Lifeなど有名な曲が生演奏される巨大なビールテント内で、
ミュンヘンっ子達と一緒に大盛り上がりしました。

夏休みにヨーロッパに行くなら、ぜひご検討ください。

オクトーバーフェスト

10月第一日曜日までの16日間繰り広げられるビールのお祭り。
ミュンヘン中央駅から徒歩で行けるTheresienwieseテレジエンヴィーゼという場所で開催される。

オクトーバーフェスト会場入口

ミュンヘンにあるビール会社が、なんと6000席以上ある巨大なテント(最大のものは8000人超)を構え、
その中でその会社のビールを楽しめるようになっています。

そんなテントが14個もあり、また、会場には移動式遊園地とは思えない圧倒的規模の遊具も構えられます。

会場付近から見た、オクトーバーフェスト会場。遊園地にしか見えない。

オクトーバーフェスト会場内。テント、屋台、遊園地、そして伝統的衣装に身を包む酔っ払い

フリーフォールもすごい規模です。

左はビールテント、右は屋台

その雰囲気は、初めてオクトーバーフェストに行ったときの会場を一周歩き回った動画でどうぞ。
動画の時間が長いのは、ただ歩いて一周するだけでこんなに時間がかかるくらい広いということです。

地図の中心へ

 

 

初めてオクトーバーフェストに行ったときは大失敗だった

思い返せば、初めてオクトーバーフェストに来たのは6年前の2010年のこと。
せっかくなので失敗を教訓としてシェアしたいと思います。

そのときはオクトーバーだから10月のお祭りだと思い込んでいて、
9月末、会社の夏休みにハンガリー、オーストリア、チェコと旅行して、
帰りの飛行機に乗るためだけにやってきたつもりだったミュンヘン。

初ヨーロッパだった2010年の旅程。会社の夏休みに東欧メインどころ周遊

宿は行ってから確保するスタイルの旅をしていたのですが、
チェコのプラハからミュンヘンに移動するバスを待っている間、
ヒマだったのでどのあたりに安宿があるかを調べようとネットで検索した瞬間、
最安値が250ドルと表示されて、事の重大さを知ったのでした。

それまで行く先々で旅程を伝えたら「ああ、オクトーバーフェストに行くんだね」と返されて、
「いやー、それがオクトーバー直前に日本に帰っちゃうんだよ」と返事をしたとき、
全員が何を言ってるんだコイツみたいな顔をしていたのはそういうことだったのかと。

教訓1 オクトーバーフェストは10月からではなく、9月下旬から

観光客が多すぎて宿が取れず、高いところしか空いてないらしい。

プラハで泊まってたユースホステルにあったインターネットコーナーを使ってたのですが、
ちらりと隣の席を見ると、まったく同じようにミュンヘンの安宿を探している外国人。

ライバル登場。これはやばい。

というわけでいろんなサイトで必死で探しまくって、奇跡的に90ドルの宿を見つけ、即予約。
隣の外国人はまだ250ドルの宿しか見当たっていないようで、勝った想いでした。

教訓2 オクトーバーフェストの宿はかなり余裕をもって確保すべし

そのときのミュンヘンは、夕方に到着、一泊して翌日昼12時頃の飛行機で日本に帰る予定。
ほぼ時間も無く、ほとんど観光予定もなかったところを大幅変更。
宿について荷物を置いたら、とりあえずオクトーバーフェスト会場に向かったのでした。

街からやや離れていたので、バスに乗ってミュンヘン中央駅へ。
駅にはゴキゲンでテンション高い人たちがたくさん。

 

会場について、すごい熱気の中歩き回る。
とても楽しそうで、とりあえず飲みたい気分にしかならない。

小雨の中、会場となっている公園を動画に収めながらどこでビールが買えるのかと歩き回る。(上の動画)

移動遊園地には乗れる。てか乗ってないけど、よっぽらいがこんなのに乗ったら大変なことになりそうな。。
名物の鶏の丸焼きなど、屋台の食べ物も買える。鶏はおいしくいただいた。
のだが、ビール会社のテントの中以外ではビールが買えないのだ。どれだけ歩いても。
じゃあ、とテントに入ろうとするも、18時頃の時点で4時間待ち、すなわち閉園時間までは入れない。

教訓3 ビールはテントの中でしか買えない。そして夜になるとテントは入ることすら厳しい。飲みたい想いだけが募る、ただ悔しいだけの祭りになる。

テントに入れず悔しい想いをして、ただただ飲みたい思いだけが募り続けたため、
歩き回ってホーフブロイのビアホールにたどりついた。

店内は満員電車状態。きっと同じようにテントには入れなかった人たちもたくさんいるだろう。
大盛り上がりの中、そもそもどうやって注文すれば良いのかもわからず、忙しく走り回る給仕を見ていた。
ただ、同じようになかなか注文できない他の外国人と目を見合わせていた。

教訓4 走り回っている給仕はタイミング良く呼ばないとなかなか注文を受けてくれないので気をつけよう。困ったら、ビールサーバーの近くで入れてくれる人に直接頼むと楽だしすぐ。

しばらく待ちぼうけを食った後、なんとか1階のビール入れてるところすぐ近くで注文し、
ようやくビールにありつけたものの、圧倒的な量に、しかもひとりで、しかも食べ物もなく、苦しい想いをしたっけ。

ただ、会場は大盛り上がり。雰囲気だけで楽しかった。

教訓5 ビールはとにかく多くて重いので用心すべし。1リットルが基本です。

悔しかったので、翌日12時頃のフライトだったのですが、土曜日が朝10時から開場というのを良いことに、
準備を早々に終わらせて、空港に向かう前、朝10時にオクトーバーフェスト会場へ。

オープン直後くらいの会場。人が多いのですが。。

さすがに朝だとすぐにテントには入れたものの、朝にもかかわらず概ね満席という驚きの状態。

見よ、開店直後とは思えない客数。みんな朝からがっつりビール。

当然、他のテントに行っても同じです。

 

とりあえずビールとおつまみを頼んでみるものの、やっぱり朝からあの量は多すぎて、ある程度飲んで雰囲気を少し味わうだけで空港に向かったのを思い出した。

まあ、空港の待合もやっぱりビールがあったので飲んだんだけど。

教訓6 他の空港であまり見られないくらい赤ら顔の人たちが多数で、飲み納めとか思って飲み過ぎないよう気をつけよう。

朝11:47、すでに酩酊

もちろん、こんな光景を見たら飲むしかない。勢い余って注いでしまった感全開の、泡一杯のグラス

プレッツェルはドイツだとおいしかった。アメリカではおいしくなかった。

 

そわそわした平日の街の様子

実際に会話したわけではないけれど。
ミュンヘンの街を歩く現地の方々(とおぼしき人たち)は、朝からもうそわそわしている。

通勤時間帯に、カフェで朝食を食べながら見かけた通勤風景が、こちら。

「今日は仕事が終わったらビール飲んでやるぞ」

という心意気がこれでもかというくらい表れている服装。

これで出勤したら、「ああ、こいつは今夜予定があるんだな」と誰もが疑いなく思う。

日本のサラリーマンが、夜に飲み会があるから必死で早く終わらせようとして、
でも周りの人にそんなことは言えず、極力目立たないふりをするのとは、まさに対極。

こんな服着て、

「ちょっと妻が寝込んでまして、今日は定時で帰ろうと思って」

とか、まったく通用しない。

「やあ!今日も元気かい?え、この服装?そうなんだよ、ビールが俺のことを待ってるからね、ガハハ」(voice by 山寺宏一)
“Hi! How’s everithing? What? This costume? Yeah, beers are waiting for me!, gwahaha”

くらいの、潔い感じである。

こういう通勤風景を、男女問わずあちこちで見かける、陽気な感じである。

「やあ!今日も元気かい?え、この服装?そうなんだよ、ビールが俺のことを待ってるからね、ガハハ」

 

昼のマーケットでも。。

まあもうすでに飲んでますよね。

平日の昼間も、ローカルなマーケットのレストランの座席が一杯で、基本的にみんなビールを飲んでいる。

結構な席数があり、こういうところが同じマーケット内に複数あるにもかかわらず満席

観光地にあるので観光客もたくさんなんだろうけど。。

 

何とか空席を見つけて、とりあえずビールと料理を注文。

すると、相席良いかしら?と入ってきたお母さんたちふたり。
当然のようにビールを注文。

話してみたら、どうやらミュンヘンでは喫茶店でお茶感覚でビールを飲むらしい。
ドイツ全体がそうかどうかは、聞いてないのでわからないけれど。

というわけで普通に大きなジョッキでビールを飲み、特におつまみも頼まず、
二人で世間話に花を咲かせていた。

ドイツすごい。

かわいいお母さん達。時々僕たちに話しかけてくれたけど、基本二人の話に花が咲いていた。

ちなみに、1リットル入る重いジョッキ「マース」の持ち方は、僕たちがやっている日本の中ジョッキ的持ち方ではなく、
お母さんたちがやっている取っ手に手を入れるのが正しい持ち方らしい。
でないと重たすぎて持てない。ということを、このときは知らなかった。

 

さて、そのお母さん達が去った後、のんきにごはんを食べていたら、別の相席リクエスト。

アメリカから観光にやってきたカップル。
まあ、当然ビールを飲みに来てますよね。
もうすでに昨夜オクトーバーフェストには行ってきたらしく、今日の夜はおとなしくするつもり、なんだとか。
楽しそうなカップルでした。

当然、ビールで乾杯

なお、ビールが飲めなくてもドイツは紅茶がとっても豊富で、
マーケットでも茶葉がすごい種類売っていて、とても楽しいです。
(その中で見つけた、ヨリコが気に入りまくったお茶は別の記事でご紹介します)

 

念願の夜のオクトーバーフェストで大はしゃぎ

というわけでですよ。満を持して。

前回と同じ轍は踏むまいと、夕食を軽く食べてから行くのではなく、
夕方の時間に入り、中で夕食を食べるという作戦で行きました。

とりあえずテントに入らないと何も飲めず、何も始まりません。

日本でも有名な?ホーフブロイのテント

こちらはパウラーナーのテント

ホーフブロイのテントには愉快なポスターも。この絵欲しい

 

というわけで(特に選ばず)入ったのは、パウラーナーのテント。

熱気むんむん、ライブ会場バリの盛り上がり。

ライブ会場のように盛り上がっているテント内

イスには、禁煙、そしてイスの上立ち上がり禁止のマーク。外国人観光客にもわかりやすいようなピクトグラムを、超小さく。

で、実際はこのような具合。給仕以外でイスの上にいない人の方が稀。

テント内はみんなビールでゴキゲン状態な上に、かっこよすぎる生演奏が盛り上がりそうな洋楽有名曲を奏でてくれるので、
とにかく一緒に盛り上がってしまう。
Bon JoviのIt’s My Lifeとか、Journey(Gleeも有名)のDon’t Stop Believingとか。

とにかくかっこいい。

そして会場が一体化するのがEin Prositという乾杯の歌。
オクトーバーフェストに行くなら、絶対覚えていきましょう。

なんとなくでもいいです。よっぱらいなんで。

覚えるための動画はこちら。難しいところは適当で良いです。というほどの長さもないけど。
重要なのは、アイン プロージット!

 

僕たちがテントに入って、あまりの盛り上がりに圧倒されていたら、こっち来いよと手招いてくれたゴキゲンなやつら。

大盛り上がりです。

そのままずっと一緒に飲んでました。

席に着くと、イスの上に立つ、しかないので、
本来はごはんを食べながらと思っていたのに、ただ空きっ腹に飲み、盛り上がるだけになってしまった。

それでもただただ楽しかった。

22時になってテントから出た後。あちらこちらから大声が聞こえる盛り上がりっぷり。近隣住民はたまったもんじゃない。