バスに乗って陸路でマレーシアのジョホール・バルJohor Bahruへ。
ジョホール・バルはシンガポールとの国境にあり、橋を渡ればすぐ。
シンガポール中心街から30分ほどバスに乗れば、もう国境です。

日本人にはあまり馴染みがない陸路での国境にワクワクです。

オフィス街のバス停へ

マレーシア行きの安いバスはいくつかバス停があります。

  • Causeway Link
    • Kranji MRT Station
    • Queens Street
    • Jurong East Bus & MRT Interchange
  • Singapore Johor Express
    • Queens Street
  • SBS Transit
    • Queens Street

(これですべてかは自信ありませんが。。)

というわけで、Queens Streetに集中しており、アクセスも良かったので今回はQueens Stから。
ジョホール・バルまでS$3.3(約270円)と激安。
日本人的には国境越えるのに、という気もしますが、まぁ隣の県に行くくらいの距離なのでこんなもんでしょう。

ご参考
Causeway Linkのシンガポールージョホール・バル間バス

 

ブギス駅Bugis Stationまでバスで行き、そこからすぐ近く。
バスを降りたらすごい都会と広い道に圧倒される。

Bugis Station前の交差点がどどーん

なんかアメリカがゼロから金融街を作ったらこういう感じになりそう、な街。
この国は土地があるのか無いのかよくわからん感覚にさせてくれる。

 

少し迷ったけどなんとかバス停へ。
重い荷物を持ちながらの移動なので、迷ったりすると一気にどっと疲れる。

バス停周辺は急に寂れた感じになる。
ここは昔から変わらないんだろう。

 

すごい行列ができている。
屋根が付いているところもあるものの、列はそれを越えているので、
シンガポールの熱い日差しの中、太陽にじりじりされつつ待たないといけません。

チケットを買ったらすぐに乗り込む形式になっているようで、
バスが来るまで列は進まない。

バスの中から撮ったバス待ち行列。こういう感じです

バス会社2社が同じ場所になっていて、列も分かれて並びます。
値段は同じ。どちらが良いかもわからず、少しでも早く進みそうな方へ。

すると、もう一方のバスが来て、列がぐんぐん進んでいく。
でもここで並び替えるのもしゃくなので待っていたら、次はこちらのバス。

が、ギリギリのところで定員。
さらに20分くらい待って、次のバスに乗り込む。
合計で1時間弱は待ったかな。

ちなみにバスの外装だけを見れば、今回乗ったCauseway Linkの方がチープで、Singapore-Johore Expressの方が高級そうに見えます。

まあ長距離でもないので気にならないのですが。

 

すぐに国境 出国審査

1本バスを乗り過ごしてほぼ先頭だったおかげでイスに座れた。
結構並んでいるので満員で立っている人もいるのです。

バス停まで来て長い時間待ったので疲れていて、気づいたら寝てしまう。
が、すぐにWoodlandsにある国境付近で目が覚める。

出国審査場は、バス専用のレーンと、それ以外(自家用車とかタクシーとか)のレーンとに分かれているのですが、いずれも大渋滞。

出国審査場直前の光景。奥に見えるのは一般乗用車のレーン

着いたら、いったんバスを降り、大型の駅のような建物に入るのですが、審査場もバス用とそれ以外とでフロアが分かれてます。

というより、過去の記憶ではバス以外はドライブスルー形式だったような。

Woodlandsのイミグレ(出入国管理局)

出国審査はすごい行列で、すごく時間がかかります。
僕たちは30分くらい待たされました。ただ待ってるだけなので、本当にヒマ。
といってもシンガポールのSIMカードがあるのでネットはできるのですが。

審査が終われば建物を出て、またバスに乗り込む。
といっても、元のバスに乗るわけではなく、バス会社ごとの停車場に行き、
同じ会社のバスにチケットを見せて乗り込みます。

国境の橋を渡ります

満員に乗せたバスは橋を渡り、対岸のマレーシア入国審査場へ。
ここでまたバスを降りて、ふたたびしっかりした建物へ。

入国審査場は新しくなったのか、内装はすごく近代的できれいだった。
そして、こちらは先ほどの長い行列とは打って変わって、あっさり次々と進んでいった。

それでもやっぱり、なぜか緊張するなぁ、こういう審査。

入国審査が終わると、またバスに乗り込みます。
今度は今までで一番満員な感じ。しかも、今までで一番ぼろいバス。

ちなみに、同じバスにはまず乗れないので、そもそも荷物は全部持ち出します。
なので、重い荷物を持っての歩きが大変。。

出国審査、入国審査後は、路線バス以外は案内がほぼなく、かつ案内員などもいないので、
どこに同じ会社のバスが来るんだ?状態になります(特にマレーシア側は乗車中のバスを見て判断するしかない)。
僕達が乗るバスは、歩道沿いではないところにあり、注意をこらして歩き回らないと見つからずで大変でした。

行かれる方お気をつけて。

 

マレーシアに入った途端、発展途上感

バスはJB Sentral駅を経て、Larkin Sentral駅へ。
(マレーシアでは、セントラルはSentralとつづるようです)
途中でいくつか停まりますが、バス停があるかもないかもわからないところ。
地元の人であろう人が一人二人降り、別の人が乗り込んでくる。

バスはぎゅうぎゅう。僕も運転席すぐ横で重たい荷物を転がらないように支えながら、
他の人に支えられるような形でなんとか立っていた。

ともすれば運転手にぶつかりそうになる場所。
そんな超満員にも関わらず荒い運転。
ヨリコは人に飲み込まれて後ろの方へ。。

つらいバス内で撮った一枚。手前の兄ちゃんに睨まれてるような・・・

外はまだまだ発展途上感のある町並み。
シンガポールのBugis Stationで見た洗練された町並みとはがらりと変わる。

町並みはタイに少し近くなった感じなので、ヨリコはあんまり好きじゃないだろうな。

そんな心配をする余裕もあまりなく。。
なんとか終点のLarkin Sentralに到着した。

 

道のりがわかるのって大事だなと感じた

今日の宿はAirbnb経由で取ったホステル。
Larkin Sentralのすぐ後ろ、と聞いていたのだが、そもそも出口はどこだ。。

Larkin Sentralは大きなバスターミナルでありながら地元のショッピングモールになっているようで、建物内が結構広い。
たくさんの店があり、複数階建て。

Larkin Bus Terminal (Larkin Sentral)

で、どこが出口かわからず、重い荷物を持ちながらは結構苦しい。。
立ち並ぶ店の中から良さそうな人を選んで道を聞き、ようやく外に出る。

よし、と思ったのもつかの間。

次は駐車場が大きく、そこを抜けて目の前にある別のショッピングモールに
宿泊先のホステルがあるのであろうと思うものの、、確信がない。

Larkin Sentralの向かいのショッピングモール。後で気持ちの余裕があるときに撮ったので夕陽がきれい

WiFiもなく、シンガポールのSIMは使えないからインターネット環境もないため、
スクリーンショットしてきた地図だけが頼り。

重い荷物を持ちながらなので体力の消耗がひどく、
移動が嫌いなヨリコがどんどん不機嫌になっていくのがつらい。

なので、さらにウロウロしたくないので、近くのおっさんに聞いてみる。

「知らん」

ああ、つらい。。

が、別のおっさんを呼び止めてくれて、かなり親切に教えてくれた。

どうやらそのショッピングモールにあるらしい。

さらにその後、ショッピングモールにあるセブンイレブンのお兄さんに優しく教えてもらい、無事到着。

やっぱり道がわかってからとわかる前とは、同じ距離を歩くにしても気分が違う。
行き先や道のりを知るのって大事。
道がわからない間は不安で、あとどれくらい歩けば良いのかわからず、
砂漠でも歩いている気分になる。

 

今回宿泊するホステル

到着してみたら、ホステルの入口が2階、部屋が3階ということで、
重いキャリーバッグを持って上がらないといけないことに一瞬絶望感を感じた。。。

ら、なんとホステルの人が持って上がってくれた。
僕より小さい人なのに、すごく力持ち。安いところなのにサービスいいなあ。

比較的新しいホステル。
設備はホステルだけど、壁の絵がおしゃれで、随所にある注意書きはシャレがきいてておもしろい。
そして部屋もそこそこ広くていいかんじ(ドミトリーではなく個室にしてます)。

壁の模様がオシャレ。室内もこんな感じで描かれてます

しばらくホステル内の壁や注意書きを楽しんでから、コーヒーを飲みにフロントへ。

例えば共用シャワーの前にはこういう注意書き。センスあります

紅茶とコーヒーは自由に入れて、というスタイルなのだが、
コーヒーは挽いた豆が置いてあり、普通に入れたら粉が残りまくりでつらい。。。

どうやらコップに粉を入れて、お湯を注ぎ、網で越して別のカップに入れ替えるというやり方。
難しい。。インスタントじゃないんだ。。

マレーシアも3in1(ミルクと砂糖入りインスタントコーヒー)とかたくさんある国なのに、なぜか。

トイレシャワーは共用だが、部屋もよく、おおむね快適なもののの、
トイレの芳香剤(公衆男子トイレに良くある黄色い丸い玉)が
フロア中に香っており、それだけがどうしてもきつかった。
トイレ周辺が濡れてるのも嫌だった。そしてWiFiが遅い。
けど、あとはいい感じかな(あまりいいように聞こえないかもだけど 笑)。

 

マレーシア初日の夕食で不安になる

夜はホステルの部屋の窓から見えていた、すぐ真ん前のレストランへ。
24時間営業なのか深夜も開いており、かつ常に客が一組はいる不思議な店。

働き盛りの年代から年輩までが集うお店

おいしいのかとおもったら、味はそんなにだったけど。
ただ、こんな店なのでお酒は飲めるだろうと思っていたのに、お酒無し。

さすがイスラム教徒が過半数を占める国マレーシア!!
(イスラム教は禁酒)

頼んだごはんは味が濃く、まあまあおいしいのだがビールが欲しくて仕方ない味。

マレーシアの調味料サンバルが存分にかかったナシゴレン

シーフードの炒め物

仕方なく、食べ終わってからセブンイレブンに行き、ビールを買って満喫。
特にビールが高いことはなく普通の金額だったので、そこは安心。

ただ、ホステルへは酒類の持ち込みも不可でした。
味濃いのにお酒どうする、とマレーシア滞在期間がちょっと心配になった初日でした。

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