深夜0時半くらいにUberに乗ってシンガポール チャンギ国際空港へ。

巨大な東南アジア随一のハブ空港であるチャンギ空港であれば、やることもいろいろあるだろう、と思い込んで行ったのですが。。

WiFIでネットもできるだろうと思って、シンガポールのSIMカードが入ったスマホは
シンガポールでひとりでお留守番するヨリコに預けたのですが。。。

シンガポール・チャンギ国際空港の夜は、実は結構つらかった。

早すぎるUber

まずは空港までUber(インターネット配車サービス)。
荷物をまとめて、出る準備をしてから部屋でUberのリクエストを出したら、
即acceptしてくれて、しかもすぐ近くにいたのか即到着。
コンドミニアムの1階にある家から出て行くのが間に合わなかったくらい。

Uberに乗り込んだ後、目的地が空港と気づいた運転手。
「え、空港!?遠いなぁ。。あーあ」と苦笑い。
でもacceptしちゃったしな、という感じで連れて行ってくれた。
僕は「空港で他の客を捕まえられたらいいね」と言いながら車を降りました。

 

なんと、WiFiがない!! が、見つけ出す

フライトは朝6:50発で、4:50にチェックイン開始。

深夜2時とかだとUberがつかまらないかも、ということで0時頃に着き、
空港のFree WiFiでブログでも書いてようかなと思ってました。

昼間はこんな良い感じの空港です。

Changi airport terminal 3zz

が、なんとWiFiがつかまらない!!

例えばこういう記事が投稿されるような空港ですよ?

しかし残念ながら夜はちょっとつらいのです。

お店はバーガーキングなどのファストフードと、少し良さそうなパン屋が開いていたので、
パン屋の方で、Airport Blendと名付けられたホットコーヒーを飲む。
物価の高いシンガポールですが、サイズは小さいとは言え、S$2(約140円)とコンビニ的価格。
というか日本がコーヒー高すぎるだけだと思う。

1時間半ほどそこでゆっくり。深夜のためか、客は他に誰も来ない。
24時間空港への出店というのは大変なもんですね。

お店を出て、どこかでWiFi使えないものかと歩いていたら、どうやら出国ゲート内でのみWiFiが使えることが判明。
出国ゲートには入れないので、できるだけ近く、フェンス沿いまで近寄ってみたらWiFi接続できた!

というわけで、固いイスでお尻が疲れながらも、ブログを書いたりして時間を過ごすことにしました。

 

空港の検査で二度驚く

4:50にチェックインしてセキュリティゲートに行ってみたら、荷物検査が簡易すぎて驚く。
え、こんなの、何でも持ち出せちゃうような。。。

ところが一転。

その後のイミグレ(出国審査)では、各列3人くらいしか並んでいないのに
目の前でふたりも別室行き(詳細検査)。
かつひとりは、見るに無実そうな10代の少女。え、なんで?みたいな顔してる。

 

この事態に、特に何もしてないのに緊張してくるコナン。

これはネタになるかも!!!

 

 

と悩んでいたのもつかの間。何の問題もなく通過できた。杞憂すぎ。
さすが、安心と信頼のMade in Japanな僕。

前の人たち、きっと変な渡航歴でもあったんだろうな。

 

シンガポールの財力を見せつけられた免税店

通りがかった免税店のワイン・ウイスキーの規模が傍目で見てとんでもないので寄ってみた。

ご参考:こんな感じの場所でした
Changi Airport DFS Duplex Store: A New Wine & Liquor Retail Experience!

 

ウォークインワインセラーに入ってみたら、ガラスケースに入れられ一際目立つように飾られたワインが、
さぞかし高いのかと思いきや、なんとS$90弱(約6000円)で拍子抜け。

ところが、近くで普通に平置きで並べられていて手に取れるワインが、
S$50,000(約350万)という1930年代のビンテージ物で目を疑った。

しかも1本2本じゃなくて20本ほど並べられていて、
なんならバッグがうっかり当たって落としてしまいそうな陳列。怖すぎ。

他にもS$25,000のラトゥールなんてのも平気で置いてある。。。

シンガポールの恐ろしさを目の当たりにした瞬間。

 

 

庶民として、庶民の味をお買い物

そして近くのお土産屋的Duty Free(免税店)でカヤ・ペーストKaya Pasteを購入。

カヤ・ペーストとは、トーストに付けるペーストのことで、パンダンリーフという葉で香り付けされたもの。
シンガポールのニョニャ料理(マレーと中華の融合)の朝食カヤ・トーストKaya Toastは、
このカヤ・ペーストを塗って食べるのですが、これが日本でも味わえるのかと思い
(日本でもどこかに売ってるだろうけど)買ってみました。

 

が、後日日本で食べてみたところ、可も無く不可も無いくらいの味でした・・・・。

ココナッツとパンダンリーフという、個人的には好きな材料の組み合わせであり、
おいしー!という人もいるので、買ったブランドが悪かったのかもしれません。

 

ごはんを見つけたら、食べたい

さて、搭乗までまだまだ時間の余裕があったので、上の階に上がってみました。
すると、Straits Food Villageというフードコートも営業しており、せっかくだから食べていくことに。
(ここはターミナル2ですが、他のターミナルには別のフードコートがあります)

こんな感じのフードコート

セルフチケット売り場で購入し、待っていたらレシートに記載の番号で呼び出される。さながら高速道路のサービスエリアのフードコート。

これがチケット自販機。写真が出る、松屋の食券自販機のような感じでわかりやすい

チャーシューライスというものを頼んでみたのですが、これが安くておいしい。
付け合わせのスープはうまみたっぷりの鶏ガラ中華スープ(決してウェイパー味ではない)。
チャーシューは甘い味噌で味付けられており、
ジャスミンライスにも甘い味噌が練り込まれていて、日本人が大好きな感じ。
シンプルだけどおいしい。

おいしかったチャーシューライス

 

多くのチャンギ空港初心者が陥る罠に、ちゃんとはまる

腹ごしらえの後、時間も良い感じなのでゲートに向かう。
とその前に機内で飲むために水のペットボトルを買う。

キャビンクルーを呼べば何でも飲めるだろうけど、自由に水が飲める環境が欲しいから、
いつも飛行機に乗る前はお水を買っていきます。
が、、、まさかのゲート前で荷物チェックアゲイン・・・。

買ったばかりの水のペットボトルが即没収・・・。
しかたなく最後のあがきに、一口飲ませろと言って二口飲んでやった。

周りを見ると、多くの外国人がペットボトルを捨てて行ってました。。。ひどい。。。

 

さて、フライトはマレーシアのクアラルンプールで乗り継ぎがあるため、まずは1時間。
月曜の早朝だからか、エグゼクティヴ感ある白人が乗り込んでいた。
なんか映画やドラマのオフィスで見かけそうな女性部長とか、男性部長っぽい人が多くいて
ここはアメリカのボストンあたりかと思った。

徹夜状態で乗り込んだ機内では即爆睡。
のどが渇いて咳が出ていたのに、飲み物を待たずに寝てしまい、着陸で目が覚めた。

 

クアラルンプールの空港にて、AU/NZのコーヒーを学ぶ

トランジットは3時間弱。

規模がかなり大きくきれいな空港を少し見て回った後、
スタバも芸がないと思い、スタバの真下にあったイタリアンコーヒー的な店へ。
(なお、その日のスタバのドリップコーヒーは、僕が好きなAfrica Kitamuだったので後ろ髪引かれた)

メニューを見てみたら、Long BlackやFlat Whiteなど、あまり馴染みのないものがたくさん。
どうやら、オーストラリアやニュージーランドの呼び方らしい。
調べてみた結果、どうやら以下のようなもののようです。

  • Long Black ロングブラック
    • エスプレッソのダブルショットを、同量、もしくは倍量のお湯の上に落としたもの
    • すなわち、アメリカーノより濃い
      ※ アメリカーノはエスプレッソにお湯を足してドリップコーヒー程度に薄めたもの。アメリカンとは別物。
  • Short Black ショートブラック
    • エスプレッソのこと
  • Flat White フラットホワイト
    • エスプレッソに2cm程度の薄め(これがflatの語源である模様)のフォームミルク(泡)を乗せたもの
    • 店により定義は異なるようで、フォームミルクではなく薄めのスチームミルク(蒸気で温めた牛乳)を乗せる場合もある
    • いずれにせよ、カフェラテやカプチーノより濃い
    • 多くはガラスではなく陶器製(whiteはミルクではなく陶器のことという説あり)の小さめのカップで提供される

というわけでFlat Whiteを注文して2時間ほどブログを書いたりしてゆっくりする。
で、まだゲートオープンまで30分以上あったが、ゲート前のイスで引き続きネットをしながらゆっくりすることにしてトランジットの3時間弱を過ごしました。

 

罠ふたたび

ゲート前にいたので、ゲートオープンとほぼ同時に、あまり並ぶことなく入ってみました。ら、クアラルンプール国際空港(通称KLIA)も、シンガポールチャンギ空港と同様、ゲートで荷物検査がありました。

今回は水を持っていなかったこともあり、勝ち誇った気持ちで通過。

しかし。

荷物検査の後には待合室があり、そこで搭乗までもう少し待たされることになるのですが、
お店がなくのどが渇いてくる一方、トイレもなく、なおかつ冷房が寒すぎるという厳しい環境。

こちらはFlat Whiteを飲んで2時間半も経過しており、コーヒーの利尿作用が働きまくっている状態。

もうそこからはただ焦りと祈りしかない。
お願いだから遅延なく定刻通り飛んでくれ。なんなら早めに出発してくれ。

おかげで、飛行機はが飛び立ってシートベルトのサインが切れるまで我慢するハメに。

また負けた。。。。

 

マレーシア航空のは結構気に入りました

ところで、飛行機はマレーシア航空とあってか、乗客はまばら。

というのも、マレーシア航空は2014年の3月と7月に2回も墜落事故が発生(1件はロシアによる撃墜)、いずれも全員死亡(1件は未だに機体の一部を除き未発見のため認定死亡)している。

ということもあってか、関係なくかはわかりませんが、
サービスに力を入れようとしている感は伝わってきました。

キャビンクルーの態度がとても良かったですし、
最初に軽食+ドリンク+ビールを持ってきてくれた上に、
再度軽食が欲しい人向けに追加を持ってきてくれたりとか。

さらに、制服がSingapore Airlinesのように体のラインぴったりな民族衣装で、
しかも細身で美人だった点も好感です(単純)。

キャビンクルーは笑顔がステキな細身美人でした

 

ちなみに機内食はというと、食べたかったチキンがなくなってしまっており、揚げた白身魚のヌードル。
マレー料理的うどんのような汁無しヌードルと、日本の蕎麦という、ダブルヌードルな組み合わせ。
ひよこ豆のサラダはおいしかったけど、マレーうどんはあんまりおいしくなかった。
パンは乾燥し放題だったし。

豆のサラダはよかったけど、マレーうどんが見ての通り味薄めすぎた

到着前に来たサンドイッチもパンは乾燥しまくりでパサパサ感でした。

日本時間6時頃、着陸前に軽食を出してくれた

と酷評気味ですが、様々な航空会社の中では悪くはないレベルだと思います。
(日系航空会社とは大きな差がありますが、アメリカの多くの航空会社など、あくまで移動手段という感じの残念な航空会社は山ほどあります)

安価な金額も踏まえれば、サービスも良く、機内食も悪すぎず、機内も快適でお気に入りです。

 

ちなみにヨリコはほぼ海外経験が無く、ひとりは初。ほぼ引きこもっているとは思うけど、無事にしてるだろうか。
少しは外に出ると言っていたので、何をしたのかが戻りの楽しみです。

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