チェンマイで9日間お世話になったAirbnb。
3階建てで5部屋あり、5組が同時滞在できる、ホストは常駐しないおうち。

旧市街の中で、比較的静かな場所にありながら、観光地へのアクセスは良い感じの場所。
すぐ近くに大きな仏像があり、テラスから見えるような位置にあります。

チェンマイに着いた瞬間からヨリコがお腹を壊してしまったので、
滞在中のかなりの時間、ここでゆったりしていました。

今回は、そこで出会った人たちとのエピソードをご紹介します。

ホストのソノコさん

このAirbnbのホストは日系人のソノコさん。
日本人のお父様とタイ人のお母様を持つ、とてもかわいい方。
空港からタクシーで着いた瞬間、笑顔で迎えてくれました。
日本語は話せないので、英語でコミュニケーションです。

ソノコさんとホット豆乳デザートを食べに行った

毎日、正午前頃にお掃除にやってくる別のタイ人女性がいて、
ソノコさんはだいたい毎日、その途中くらいに確認に現れます。

ソノコさんはヨガをやっていたり、ベジタリアンだったりすることもあって、
泊まりに来るゲストにはヨガをやっていたり、ベジタリアンだったりする人が多かった。

 

宿泊初日、仏教のお祭りがあると連れて行ってくれようとしたときは、
実は日が違っていて参加できなかったという天然ボケもありましたが、
チェンマイ郊外にある地元の人で人気のレストランに連れて行ってくれたり、
いろんなお寺に連れて行ってくれたり。とても楽しかった。

 

ソノコさんがとっても優しく心強く感じたのは、ヨリコの体調を気遣ってくれたとき。

ヨリコはチェンマイに着いた瞬間から腹痛で、ずっとベッドで寝てたのですが、
あまりに治らないのでソノコさんに相談したら、薬をくれました。
が、それでも治らなかったので、相談したら病院に連れて行ってくれました。
そして現地に住む日本人がおいしいと評判のお店に連れて行ってくれました。

 

そして、ヨリコがお礼にカット。
かわいいソノコさんがますますかわいく。
本人も鏡を見ながらとても喜んでくれた。

ソノコさんをカットするヨリコ

チェンマイを発つ直前にも来てくれて記念撮影。

最後に逢えた!と喜んでくれた

その少し後、旅行好きのソノコさんはイスラエルの友達に会いに、
イスラエルのテルアビブに飛んでいきました。

そしてソノコさんが帰ってくるまでの3ヶ月弱の間、
なんと、同じAirbnbゲストのゴンチャがホスト代行をするのでした。

 

塩顔美男子のアール

ゴンチャを紹介する前に。
4日くらいチェンマイに泊まりに来た、バンコク在住塩顔美男子のアール。

同じ塩顔のコナンに似ていると、兄弟扱いをされたものの、
考えるまでもなく、明らかにアールの方がきれいな顔。
聞けば、演劇をやっていて、モデルをやったこともあるんだとか。

兄弟写真。明らかに弟(左)の方が背が高くて美男子

マーシャルアーツ(武道)に興味があり、8月にはドイツベルリンのイベントに参加予定で、
チェンマイには夏休みにリラックスにやってきたらしい。

え、学生がひとりでリラックスに・・・

昼間にちょっと出かけて、帰ってきたら床で寝っ転がっていたり、
本を読んでいたりと、確かにリラックスしていたようだったが、
彼はなぜか床で寝っ転がるのが安心して好きなんだと言っていた。

床に寝そべってゴンチャと遊ぶアール

不思議な魅力の彼。
なぜかヨリコとはしばらくメールのやりとりをしてました。

 

ゴンチャとヴィルマ

タイで誰より濃いつきあいになったのはゴンチャとヴィルマの母子だと思う。

ゆっくりした一日

ドイツ ベルリンの出身で音楽をするお母さんのゴンチャと、5歳くらいの娘ヴィルマ。
テラスにある部屋に長期で滞在しているそう。
僕たちが滞在してた7月の時点で2ヶ月くらい滞在してたらしく、
なんと、2017年の1月時点でなお滞在中のよう。

最初、ふたりが夜の10時くらいに帰ってきたところで1階にいた僕たちと出会い、
ママのゴンチャが階段を上がろうとしているのに、ヴィルマがこちらに興味を示して、
「♪モーナムーナミー」と歌いながら、こちらに何かを話そうとしてくれる。

ヴィルマはほとんどがドイツ語で、ときどき英語で話してくれる。
でも最初はドイツ語だけ。何を言ってるのか全然わからなかったけど、たくさん話してくれた。
僕がそれにずっと付き合ってたら、喜んでくれたみたい。
上からゴンチャが降りてきて「上に行くわよ。早く。もう寝る時間よ」と、かなり長く呼び続けても動かず、
「今日は遅いからまた明日遊んでもらいなさい」と言われて、ようやく上っていった。

ああ。明日も遊ぶのね(笑)

1階の広場。体操したり走り回ったり。

でもそれは、明日も明後日も、ずっと続いた。

僕が家にいて、ヴィルマがいるとき、1階の広場でも、2階のテーブルでも、3階のテラスでも遊んだ。

すごくかわいくて、笑顔で近づいてきて、遊んであげたらすごく喜んで、
食べていたドラゴンフルーツを持ってきてくれたりもした。

ヴィルマはゴンチャに「私の友達」と言ってくれてたみたいで、
「こんな小さい子があなたを同列扱いしちゃってるわ」とゴンチャが笑っていた。

テラスでも踊ったりボール遊びしたりとたくさん遊んだ

ゴンチャはソノコさんがカットをしたのを見て、私も!と。
ドイツでは美容室のカットが30€(約4800円)程度のようで、日本と近いか少し高いね、
と話をしていたのですが、カットの料金交渉で1000バーツ(約3000円)と提示したら高いよと。

ここはタイだから技術を気にしなければすごーーーく安くカットできる。

じゃあ500バーツ(約1500円)+気に入ったらチップで合意してカットスタート。
どんな風に髪を分けるのかとか、耳周りの長さとか、僕の英訳を介したコンサルをして
カットスタート。

完璧な仕事をするヨリコと、いつもお茶目なゴンチャ

旅をしてしばらく経つからか、相当長くなって朝のセットが面倒だったそう。
終わったらゴンチャもとっても気に入ってくれて、元々提示していた1000バーツをくれた。

「え、ホントにいいの!?」

と聞いたけど、気に入ってくれたみたい。

翌朝、自分でセットしてみたゴンチャが、もうちょっとここを直したい、とのことで、
ヨリコも修整カット。

そんな感じで、毎日のように遊んでいたから、最後は本当に名残惜しくて。
出発直前にテラスにあるゴンチャの部屋に行って、ぐずるヴィルマと一緒に記念撮影。
別れるときちょっと泣いちゃった。

みんなで記念撮影。旅全体でもベストショットのひとつ

 

ちなみに、なぜかソノコさんにはなつかないらしく、僕たちになついているのを見て驚いてましたとさ。

 

 

こんな感じでチェンマイではかなりの時間、ホストの家でゆっくりしていたので、
外で一緒に何かをした思い出はほとんどないものの、
家の中でホスト・ゲスト達と仲良く遊んだ思い出がたくさんになりました。

仲良くなると、また行きたくなる。そんなチェンマイでした。


ヨリコの動画コーナー

タイ《旅行記12》

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