アメリカから帰国して1年と少し。
なくしたものと、見つけたものを考えてみました。

なぜアメリカが好きになったのか。
日本に戻って考えた、自分とは何なのか。

アメリカから帰国する日。
サンフランシスコ国際空港で買ったカリファルニア州旗キーホルダー。
枠と独立して州旗部分がくるくる回るようになっているんですが、
これを最近プライベート用カバンに取り付けてました。

ところが昨日、遷都1300年祭のメイン会場をぶらぶらしてる途中、
枠だけを残して州旗部分がなくなっていることに気付きました。

あーあ…
そろそろアメリカのことを忘れろということでしょうか。

ちょっとがっかりしていたら帰りに、カバンの底に落ちている州旗部分を発見。
間の金具がないので修復は難しそうですが、なんかうれしかった。

ちゃんと中に落ちてくれてたのね。
やっばり心の奥には残りっぱなしです。

 

ですがやはり忘れていってるなとよく感じます。
高かったときのガソリンの価格がいくらだったかと問われ
一瞬$1.40と思ってしまったり、いろんな名前を忘れていたり。

すっかり日本の仕事モードになってたりするし、
英語も努力してるつもりでもやっぱり聞き取りとか読みが弱くなってる。

 

でもやっぱりアメリカの話を聞くとワクワクする。
今日も戦前にUCで日本画の教授になった日本人、小圃千浦の話を知って胸が躍った。
ヨセミテの絵、サンフランシスコ大地震の絵もある。
検索してみると、ダイナミックに描かれたアメリカの大自然がとても躍動感があり見応えがある。
できれば日本画でニューヨークを描いて欲しかったかも。

小圃千浦のGoogle画像検索結果

 

先日参加したワイン会で、やっぱりこの価値観があう人といるのが楽しいんだと気付き、
日本にいる知り合いには少ないなぁということに気付いた。

おいしいものをおいしいと共感し、おいしいものを探求したくなり、
何が違うのか、何がすごいのかをじっくり味わいたい。

美しいものも同じ。
芸術はじっくり堪能したいし、歴史を深く感じたい。

なんか今そういう“人”に飢えている。
マイミクさんには山程いるのにな。

僕がカリフォルニアに感じているのは、実はそういうことかもしれない。
マイミクさんの言葉を借りれば「セレ部」というのかもだけど。

挑戦心と探求心となんかオシャレな雰囲気をとことんくすぐってくれたんだよなぁ。。
そこだけはやっぱ追求していきたい。

周りをあんまり気にしなくていいってのも魅力だけど。

自分が何をしたいのかなとか考えながらそんなことを考えていた。

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