ジョホール・バルはあくまでマレーシアに移動する通過点の扱いでした。
そんななか、長距離バスターミナルのLarkin Sentral周辺で見た光景をご紹介します。
Larkin Sentralとその食事処については、以下もあわせてどうぞ。
マレーシアのバスターミナルは大きなショッピングモールだった
猫がやたらと多い、今日のにゃんこ天国
到着時点から気になるほど、野良猫が多い。
シンガポールでは見かけなかったのと、タイもほとんど犬だったので、特に目立って見えました。
泊まっていたホステルのすぐ近くで、常に数匹の猫に遭遇します。
一方で、犬はまったく見かけませんでした。
なんでかなぁと思っていたら、これは後にランカウイに行ったときに聞いたことなのですが、
マレーシアでは犬を飼う人はほとんどおらず、犬を飼っていると変な目で見られるんだとか。
番犬とか、特定用途が基本のようで、かつ犬を飼うには届け出と1匹ずつライセンス料が必要らしい。
どうも、イスラム教では犬は不浄の存在のようで、特に舌と、濡れた状態の犬を汚いと感じるんだとか。
一方で、猫は愛される存在らしく、野良猫がやたらと多い。
ドリンクのテイクアウェイ事情
朝にオフィス近くのスタバやコンビニなんかでコーヒーを買って出勤する。
そんなドリンクのカップを手にした人を日本では見かけますが、こちらでは少々違います。
街を歩く人が時々手にしているのは、金魚すくいのような紐の取っ手付きビニール袋。
入っているのはドリンク。ストローを入れて飲みます。
が、もちろん上は空いているのでこぼれやすそうな上に、机の上など平らなところに置くことができません。
ずっと手で持ち続けてるのかと思いきや、泊まっていたホステルでは、壁や板に打ってある釘に紐を吊して置いていました。
なるほど。
ただ、なぜカップではないのか。
理由はわかりませんが、考えられるのは、
- 包材発送時、店舗保管時にかさばらず、かつ軽い
- 石油が採れるから製造コストが安い
あたりでしょうか。。
Larkin Sentral内にマクドナルドがあったものの、他にはチェーンらしき店はなかったので、
スモールビジネスによる現地のやり方(ビニール袋)がまだまだ主流なんだろうなと思います。
ちなみに、ドリンクで人気なのは砂糖たっぷりの甘いコーヒー牛乳。というか、この入れ物ではそれしか見かけませんでした。
ホステルのスタッフがパソコンで困っているのを助けてあげたとき、
お礼としてなのかビニール袋のコーヒー牛乳をもらったのですが、
カフェオレというより、ミルメーク的なコーヒー牛乳。甘いし牛乳たっぷり。
付近にコーヒーチェーンもなく、喫茶店も見かけなかったので、あまりコーヒーが発展していないんだろうな。
タイではなぜかどこでもエスプレッソマシンだったけど、みんなミルクと砂糖たっぷりなのは変わらない。
インスタントも3in1と書かれた、ミルク砂糖入りの1杯分ずつパックになったインスタントが多い。
ホワイトコーヒーとも呼ばれ、マレーシアのペナンには昔からの工場もあった。
さらにちなみに、店でごはんを食べるときは、コーラを中心とした炭酸飲料が飲まれます。
味がしっかりしてるからなんだろうな。
ヨリコがヒジャブを買いたいと言い出した
初日の夜、ごはんを食べた後、ちょうどホステルのあるショッピングモールに新店のように見える服屋があり、セール中だった。
なんとなく店に入ってみたら、入口付近にヒジャブがたくさん。
するとヨリコが
「せっかく(イスラム教の国に来た)なら、ヒジャブを買いたい」
と言い出した。
おもしろそうだしいいんじゃない?ということで、ヒジャブ選び。
ヒジャブにもいろいろあって、単に柄が違ってオシャレを楽しめる、だけでなく、
- 短いタイプと長いタイプ
- 目以外を覆う完全タイプ
- かぶるだけの楽チンヒジャブ
- ヒジャブの下にかぶる、競泳帽のような確実に髪を隠すための帽子
- 巻いたヒジャブを留めるための飾りピン
- それとは関係ないヒジャブ飾り
というようにラインナップ豊富。
柄も、プリントされた安いものから、折り柄が入ったりラメが入ったりと、さすが女性向けというおしゃれ要素が満点。
かわいらしい女性店員があれはどう?これはどう?といろいろ持ってきてくれて、付け方も丁寧に教えてくれた。
初のヒジャブ購入ということもあり、いつもはすんなり決めるヨリコも
しばらくいろいろ試して悩んでいたが、結果、青いラメ入りヒジャブに決定。
あわせてヒジャブ留めとヒジャブ飾りも購入。
留め方もきっちり習って準備万端。
その後しばらく、ヒジャブを着る場面になると張り切るヨリコが見れました。
ちなみに、僕にも男性用の腰巻きを勧められましたが(モスクに行く際の正装らしい)お断りしました。
なお、腰巻きはオヤジシャツのような袋や箱に入って売られており、種類も少なかった。
お店的には必要だけど、あまり力は入れてない扱いなんだろうな。
ちなみに、スタッフの女の子とはInstagramのアカウント交換もしました。
ちょうど閉店時間で、若いスタッフがたくさん集まっていて、
外国人がこの店に来るのは珍しいのか、相当注目を浴びていました。
というわけで、2日間ほどの滞在だったジョホール・バルから、
マレーシアの生活で気になったことをご紹介しました。
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