世界遺産の街ムラカの、観光の中心地 旧市街(中心街)に行ってみました。
15世紀にイスラム教を導入したムラカ王国の首都であり、華僑とマレーの融合地点であった場所が、
様々な国に統治された歴史を持つ特異な文化を楽しみに、バスで旧市街に向かいました。
町の中心地オランダ広場に到着
ムラカは、アジアとヨーロッパの貿易の中継地点としての重要性から、ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地となった場所。
また、中国からの移民(華僑)と、マレー人が融合した場所でもあります。
そのため、生活文化は中国とマレー、そんな中にコロニアルな雰囲気が漂う、という場所です。
(ちなみに第二次世界大戦中は日本に占領されていました)
さて、そんな歴史を思いながら、
我々が乗ったローカルバスは住宅地である新市街を通り抜け、旧市街の中心地であるオランダ広場Dutch Squareに到着。
すわ、と降りてみたら観光地感のすごさにまずぎゃふんとさせられる。
何より目に付くのは有名な赤色の教会クライストチャーチ(上の写真の右端)、ではなく、見た目がうるさすぎる自転車。
ちなみに、それぞれ大型のスピーカーを搭載しており、なんと音までうるさい。
気を取り直して、クライストチャーチは外観が有名な感じですが、中はとてもシンプル。
まずは、オランダ広場のスタダイスThe Stadthuysというオランダ統治時代の総督邸、現ムラカ歴史博物館に入る。
ここには、様々な統治時代を経て今のマレーシアにいたる歴史とその文化が展示されています。
幅広い分野の展示がありましたが、個人的には、それぞれの時代の衣服や、結婚式とその戦後の儀式はとても楽しめました。
結婚に関する展示は、たくさんのパネルで順に説明されており、興味があって英語が読めれば(絵もありますが)理解が深まります。
僕は詳しくはないですが、イスラム教の結婚の流れを主にしながら、マレーの文化が入り込んでいるように思いました。
観光客がたむろするジョンカーストリート
オランダ広場から橋を渡ってすぐのところに、中華街ジョンカーストリートJonker St.があります。
古い中華風の家が建ち並び、かと思いきや急にコロニアル風建物が現れ、壁画などアートがちょこちょことある。
急になんじゃこりゃ、という建物が出てきたりする。そんな街。
このあたりは、中華とマレーが融合した独特の文化「ニョニャ文化」が特徴。
建物からモノ、そして料理に至るまで融合文化が見られます。
(なぜかピンク色が多いらしい。食器とか家とか。ムラカ歴史博物館でも見かけました)
が、昼はポルトガル料理のお店へ。
ポルトガル・オランダ・イギリスに占領されていた歴史もあり、その影響も色濃いのです。
ヨーロッパ風の料理にマレーの食材が入ったような料理がメニューに並んでいましたが、選んだのはこちら。
いずれも味が濃いめでおいしい。
ここではビールが売っていたので、昼から大きなグラスビールを注文。
チキンウイングは大きさこと小さいものの、いい味がついていて、ゆっくり味わえた一品でした。
夜更けのジョンカーストリート
夕方になるとジョンカーストリートの店はほとんど閉まっていき、観光客も減ってきます。
(金曜と土曜の夜はナイトマーケットがあって食べ物もたくさんで大混雑なのだとか)
そんななか街を歩いていると、現地の人と思われる風貌の人たちがどんどん集まってきました。
観光客だらけの街だと思ってましたが、ちゃんと現地の人も来るんだね。
と思ってたら、急に特定地点で立ち止まり始める現地の人たち。
え、何が起きた?
周囲を見渡してみると、同じく止まるヨリコ。
よくよく見てみたら・・・みんなポケモンGo
日本の公園とかで繰り広げられていた光景がここでも広がっていました。
始まったばかりのポケモンGoで、ポケストップやら何やらが
やっぱり観光地に集まってたみたい。
ローカルに夕食
さて、かなり歩いて疲れたので早めに帰りました。
で、夕食は泊まっている家の近くのイオンにあるフードコートにて。
さすがにイスラム教徒も多い国。ここでもアルコールは飲めませんでした。。
アルコール好きな夫婦なので、この暑さ、ビールが飲みたいのです。。。
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