SeriouslyというAsian Americanのロックバンドが、スタンフォード大学内のホールで本日ライブをやるらしく、近いこと、聴いてみてそれなりに良さそうだったことと、そしてタダ。というわけで行ってみました。
結果としては、非常によかったです。
安いから買おうかなと思っていたCDは、買いたいから買おうに変わりました。
CDよりライブの方が全然音がいい気がしましたが、まぁライブとはそういうもんでしょう。
でも、見た目は写真よりも格段にカッコよくなってました。
あと、高校のバンドみたいに、結構こじんまりとしてたんですが、雰囲気が面白かった。
まず最初は、みんな地べたに座って聴いてました。で、僕は曲にノってたんですが、誰もノってなくて、座って聴いてるだけって感じで。でも別に知らないから、とか特に好きでもないな、という風にも見えない。
ロックなのにみんなしんみり聴くのかね、と思ってたら、途中で「おいおいみんな立とうぜ」って感じになって、立ち上がった途端!
み ん な ダ ン ス し て ん じ ゃ ん !
え、今までの静かなのはなに?なんか我慢してた?
っていうかロックに全然あわないフラダンスみたいなのしてる人もいるけどOK?
飛び跳ねたり、肩を揺らしたり、踊ったり、みんな思い思いのスタイルで楽しんでる。
だから今まで座ってたのはなに?
途中で休憩みたいな、ドナー登録しようねとか、アジアでよかったぜ的な語り(あれはあれで、よく覚えたね+めちゃくちゃ早口だね+よく息が続くよね、という10分以上にわたる圧倒的な速さの語りは見事でした。何言ってるんかさっぱりわからんかったけど)
で、そのあとはみんな座ってのんびり聴いてました。
んー、彼らのノリがようわからん。
という観察も楽しかったのですが、何より目玉は、休憩に入る前のおまけ。
これはすごかった!!
Seriouslyのプロデューサーが「いやーよかったよー」とか挨拶しはじめて、「実は今週末、僕と彼女の1周年記念なんだよね。だからさ、ちょっとリクエストしてもいいかな?彼女が好きな曲なんだけど、歌える?」ってリクエスト。
こういう超個人的なことで普通に進行するのがアメリカっておもしろい。
ヒューヒューって声の中、ボーカルが弾き語りで見事に歌い上げる。途中で「ほらほら、なんでキスしないのよ?」ってあおったりしてね。
で、いいなぁと思っていたら、曲が終わってからそのプロデューサー。
「いやークリスほんとありがとう!」とまずは礼。
そして彼女に
「君とあえて本当によかった。君と一緒にいる時間が今までで一番幸せだった。これからもずっと一緒にいたい。」
みんながオーー!!!と声を上げプロデューサーに集まる。
そこで、、、
プロデューサー「I have a question. Will you marry me?」
彼女 「・・・Yes(涙)」
ヒャッホー!ブラボー!ヒューヒュー!
もう歓喜の嵐。いやー、ビックリ!感動した。
なんてかっこいいのかしら。
そしてプロデューサー「これで答えがノーだったら時間止まったよね」なんてビミョーなギャグで笑っていいのか微妙な空気を作りながら、彼女を引っ張って外へ。
もう今日はすごい日でした。いいバンド見つけたし、楽しめたし、プロポーズまで見れるなんて。
いやー来てよかった。
ばっちり、パンフレットに全員のサインもらって握手してもらいました。
みんなすごく好感が持てる対応で、ますます気に入ってしまいました。
しっかし、ドナーのキャンペーンも兼ねてたライブだったんですが、終わった後結構な人数がドナー登録してたのも、見事でしたね。
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