なんと、カタール航空でドーハ乗り継ぎをすると、
ドーハ市内の半日観光に無料で参加できる得点があります。

東京からエジプトのカイロに向かう飛行機をカタール航空にしたので、
せっかくだからと体験してみました。

カタール航空

中東系航空会社として有名なエミレーツ航空は高級感ある航空会社のイメージです。
一方、他の中東系航空会社は、安くてサービスが良くて乗り継ぎ空港もステキというのが僕の意見。

今回のカタール航空もそのひとつ。
急速に渡航先を増やしており、価格も安く、ドーハ乗り継ぎでいろんな国に行けるようになりました。
ちなみに、UAEのアブダビをハブ空港とするエティハド航空も、機内、空港ともにステキです。

そんなカタール航空でドーハ乗り継ぎをする際、条件を満たせば以下の得点があります。

今回は、ドーハ市内観光についてご紹介。
帰りの飛行機では、ホテル滞在にチャレンジしてみました。

 

市内半日ツアーの条件

サイトにも記載がありますが、ドーハでの乗継ぎの時間が5時間以上、12時間未満であることが条件です。
が、ツアーの受付時間、ツアー開始と終了時間から考えると、実際はこういう感じでしょうか。

受付 ツアー集合/ツアー終了 ドーハ到着 ドーハ出発
6:00 – 6:45 7:00 / 11:00 6:00までが望ましい 12pm以降
6:00 – 9:45 10:00 / 14:00 8:00までが望ましい 15pm以降
6:00 – 14:45 15:00 / 19:00 12:00までが望ましい 20:00以降
16:00 – 18:45 18:45 / 23:00 16:00までが望ましい 24:00以降

※ツアー時間は2017年8月現在。
※ドーハ到着時間は参考。定員になったら受け付けを終了するので、可能であればお早めに。
※ただし、12時間以上間があると参加できないのでご注意。

 

ツアーの申し込みはこちら

ドーハの空港のどまんなかにある、どでかい黄色い熊からすぐ近く。
W.H.Smithの近くです。

いろんな国の空港でよく見かけるW.H.Smithのまんまえ

と書いてあるサイトは多いですが、わかりにくいので位置関係がわかる写真はこちら。

Gate Bの方に入ってすぐ、黄色い熊がまるみえ

 

受付時間と、受付後の終了時間はこちらのサイトで確認しておきましょう。

カタール航空「ドーハ市内観光」

受付時間になると列ができあがり、その場にいないと席が埋まるくらいになるので、
確実に参加したい場合は飛行機の到着時間に注意しましょう。

受付が終わるとこういうチケットが渡されます。なくさないように。

半日観光のチケット(表裏)英語の方に書いてくれる(アラビア語で書いて欲しいけど読めない)

 

待ち時間の過ごし方はたくさんある

ドーハの空港は広く、お店もたくさんあります。
フードコートは結構高いので気をつけてください。

が、特にお金を使わなくても、たくさん席があり、コンセントもWiFiも充実。
座ってスマホかタブレットでもあれば、いくらでも時間が使えます。

是非このブログ一気読みを。

 

いよいよツアー開始

集合時間に受付をしたカウンターに戻る。名前で呼び出しが始まる。
そして、全員で特別なルートを通り、イミグレでビザ無しで空港から出してもらいます。
なんかこういう特別感は嬉しい。

そして空港を出た瞬間。

南国感ある景色とイスラム的モダンアート

という見た目は良いのですが、気温も高い上に湿度まで高く地獄でした。
日本の夏をもっともっと暑くした感じで。。

みんなで観光バスに乗り込み、出発進行です。
カタール航空のガイドさんが英語で説明をしてくれます。

こういう、いわゆる大型バスでガイドのお兄さんが説明してくれた

 

カタールの首都ドーハの景色は

オイルマネーで潤ってる感全開でした。
新しく建てまくりました感漂う近代的な町並み。ムリヤリ作ったであろう緑。
そしてデザインを競いまくっている感じの様々なモダンアート風建物。
建設ラッシュ。

新しく建てまくりました感漂う近代的町並み

斬新な建物もたくさんです。段ボールをイメージしてるんでしょうか

かくかくしたビル。地震がある国では考えられない。

リゾートな雰囲気も漂う。

と思いきや、昔からあったような東南アジア的雰囲気もごく一部のこっている。

 

イスラム美術館(Museum of Islamic Art)

真珠のモニュメントの手前にあり、サイトには訪問するとあったのですが、
この日は前を通過しただけでした。

個人的には、かなり見たかったのですが。

 

アル・コーニッシュ港(Al Corniche Harbour)

逆にこちらはサイトの予定には書いていませんでしたが、湾の一角にある、
真珠のモニュメントから中に入ったところでバスは停まりました。

真珠のモニュメント。ドーハは真珠が有名な産業であった。

伝統的な漁船がたくさん停泊する漁港のよう。

ちなみに漁業と真珠は石油が発見される前の主要産業であったものの、
真珠については1930年代に日本での真珠開発が始まったことにより衰退、
なんと不況で飢饉まで起こっていたらしい。(Wikipedia「ドーハ」より)

バスを降りたところは湾の対岸にある高層ビル群を臨む見渡しの良いところ。
そして現地の釣り人達が次々と竿を垂らす漁場でもあった。

高層ビルを臨む景観。右端が乗ってきたバス

小さな魚が釣れたおじさん。食用なんだとか。もう少し大きい魚も釣れるらしい。

ところでトイレに寄ったら、古いままで結構汚かった。

そして車で次の目的に地に向かう途中、先ほどのビル群の横を通る。

ごちゃっと固めたきれいなビル群。香港みたい。

 

ザ・パール(The Pearl)

ドバイのザ・パーム(The Palm)と名前もにているが、実態も似ている。
人工島であり、高級住宅街。

高級車販売、高級レストランなどなどが入る商業施設を入口に、
大量のクルーザーを停められる人工湾と、高級住宅なビル群。
ここに住むだけで、いろんなエグゼクティブと知り合いに慣れそうな場所。

高級住宅街のビル群と大量のクルーザーが停泊。高級商業施設ももちろんある

という贅沢感を見せられる。
へー、とは思うけど、それくらいかな。

それより、ここで近くに見られるナマ熱帯魚を見ていた方が楽しかった。

見にくい写真で恐縮だが、海はキレイで熱帯魚が大量に泳いでいる

 

過去の文化がもはやまったく別物な件

カタラ文化村(Katara Cultural Village)

カタールの昔の文化を今に伝える施設を作ろうと、最近作られたらしい場所。
それなりに広大で、未だ建設中の場所もあるものの、客が少ない。

作り上げられたそれっぽい建物群という感じ。
なんかハコモノだけ作り上げる、昔の日本の公共事業を見てる気分。

モスクとピジョン・タワー。モスクは中には入れず外しか楽しめなかった。

ちなみにこのピジョン・タワー(Pigeon Tower)。
名前の通り鳩(ピジョン)が集まるように穴や止まり木が設けられていて、
昔は伝書鳩の役割を果たしていた鳩の止まり場所として作られていたものと思われるものを再現したもの。
(トルコのカッパドキアでも見られます)

で、やっぱり鳩がたくさんいるのですが、じゃあ糞はどうなっているかというと・・・

ピジョン・タワーの掃除をし続ける公務員

こういうつらい図になっていました。低い塀の中が糞だらけになるのを、
必死で掃除し続けて、なんと、きれいな状態を保ち続けている。
永遠に掃除をし続け、そして頭に糞をかぶり続ける仕事。
上を向いて歩けない仕事。それを暑い中ずっと。彼の仕事には頭が下がる。

モスク等のイスラム建築はあるものの、中を見たい。。

外観がきれいなだけに中には入れないのが悔しい

 

スーク ワキーフ (Souq Waqif)

伝統的アラビアンマーケット、という説明。

こういう感じの場所。建物の中は入り組んだ洞窟のようなところにお店が並んでいて楽しい。

でもまあ実態は観光客を集めているマーケット。
それはここに限った話でもないので、仕方ない。

外の日陰に出るととにかく暑く、お店はカタールの名産を含めて、
観光客向けにいろいろ売っている感じ。

このお店だけローカル感がすごかった。こういう店なら行きたい。

ところでここ、外は鳩の名所になっているようだ。

ピジョン・タワーのように止まり木がしっかりある。

そして広場は鳩に占領されていて、むしろ人が使えない状態。

ここで餌やりのおじさんとかも登場して、鳩との絡みがすごいことになっていた。

せっかくなのでヨリコと二人で鳩を突っ切るようにダッシュ。
一気に鳩がばっさぁー!と飛び立って、とっても爽快でした。
が、バスガイドさんにやめなさいとたしなめられました(笑)

けど、もし来ることがあれば、楽しいので是非(笑)

 

せっかくカタール航空を利用するなら一度は是非

というわけで半日観光は終了。
空港に戻りました。

ほとんど外国人ですが、ひとりだけ日本人の大学生の女の子がいて、
途中から一緒に歩いて、空港でも一緒に待ち時間を過ごしました。

かわいいけど、留学もしてて英語が流暢に話せる才女。
おかげで長い待ち時間が一瞬に思えました。ありがとう!

 

鳩がばっさあー!なところとかは、そのうちヨリコが動画にすると思います。

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