9月2日、マレーシアのクアラルンプールを飛び立ち、タイのバンコク経由でイランのテヘランに向かいました。
飛行機はLCCのAirAsiaを利用、長時間フライトなので事前に機内食の予約もしました。

イランでちゃんとアライバルビザ(到着地でビザ申請しビザ取得)が取れるかな
という心配とともに、厳格なイスラム教国とされるため、いろいろ心配しながらの移動でした。

イランの法律

イランは1979年のイスラム革命後は、シャリーア(イスラムの教義に則った法律)に厳格な国です。
というわけで、まずは服装として

  • 女性は髪と最低限の肌以外を隠す必要がある。従って、上下とも長袖で、ヒジャブ(スカーフ)を頭にまとわなければならない
  • 男性は上は半袖でも良いが、下は長袖でないといけない

以上の準備をしました。

マレーシアにおいてもムスリム(イスラム教徒)が半数以上を占めるため、多くの女性はヒジャブをかぶりますが、半袖の女性もいました。

あとは、イランにおいては

  • お酒は御法度
  • 豚肉は御法度

ということが旅行者において気になるところでしょうか。
マレーシアは多民族国家ということで、国産は見かけませんでしたが、ビールなどお酒はたくさんありました。

ドキドキしながら飛行機で移動、と思ったら、、

飛行機会社がAirAsiaにも関わらず、乗客はほとんどイラン人と思われる顔です。
アジア人など全然見かけませんでした。
にもかかわらず、、、

女性がほとんどヒジャブかぶってないんですが・・・・。

女性がほとんどヒジャブかぶってないんですが・・・・。

それどころかヒジャブをアイマスクにしはじめたのですが・・・。

それどころかヒジャブをアイマスクにしはじめたのですが・・・。

どういうことかなぁと思いながら、顔が濃いめの人たちに囲まれつつ、
Nintendo 3DSで遊んでいても、ヨリコが折り紙を始めても、隣にいた男の子が興味津々。
視線がずーっとヨリコの手元に注がれています。

すると、斜め前に移動したその少年が途中で折り紙のパックンチョを見せてきた。
作れるんだ!

そこから折り紙でその少年アリくんと交流が始まり、
途中で隣の席に来た癖毛のかわいい女の子アセメと英語で会話。
仲良くなって、ぜひうちに遊びに来て!と言ってくれました。興味あるなあ。
そして「私食べないから」とサンドイッチをくれました。

髪を整えてあげる美容師ヨリコ

いよいよ着陸となると女性がいそいそとヒジャブをかぶり始めました。
なんか校則に縛られた女子学生みたい。。

うまく撮れなかったもののヒジャブが少し見えます

うまく撮れなかったもののヒジャブが少し見えます

というわけでヨリコもヒジャブをかぶり始めたら、
アセメ「そんなしっかりかぶらなくて良いのよ。これくらいで」と。

見れば、女性みんな半分くらい髪の毛出てますけど、という感じ。
マレーシアでは、ヒジャブの下に競泳帽のようなものをかぶって髪の毛が出ないようにしてたのに。

後で別のイラン人に聞いたところによると
「ヒジャブは暑いからできればかぶりたくない。国の外に出たらすぐ外す」
んだとか。。。

イラン人、大変におおらかで、とても人なつこく、笑顔がステキで優しい人たちだ、と
さっそくそのおおらかさに逆洗礼を受けた気分です。。。

Facebook Comments