所用で1日だけ日本に一時帰国したのですが、その際、機内で観た映画がこちら

A Hologram For The King

トム・ハンクス主演で、サウジアラビアの国王にホログラムの会議システムを売りに行くダメ社員の物語。

サウジアラビア国内が見れるとあっては、この映画、観ないわけにはいきません。
ということで選んだのですが。。。

サウジアラビア

サウジアラビアといえば中東の石油国であり、イスラム教の聖地メッカがある国です。
現在、サウジアラビアは観光ビザが取れず、仕事のビザかイスラム教のメッカ巡礼でないと入れないので、日本人にとっては北朝鮮より行きにくい国です。
(そもそも観光ビザが取れた頃も、サウジアラビア国内からレターをもらわないとビザが取れず、個人旅行では極めて難しく、かつ旅行会社もまず取り扱っていないという高難度でした)

そんなサウジアラビア国内が見れるとあっては、この映画、観ないわけにはいきません。
ということで選んだのですが。。。

 

映画の感想

これは、、、映画としては相当の駄作なのでは。。。

ストーリーがあってないようなもの、どころか、まったく意味が無い。
最後の終わり方ですら、もはや意味がわからない。
タイトルはほぼまったく関係ない。ホログラムとかどうでもいい状態。

一方で、サウジアラビアってこんな国なんだ!ということが垣間見れるのはとても楽しい。
が、アメリカにおけるイスラム系諸国への偏見に満ちた内容となっていて、よく撮影を許可したなあという勢い。
(実際には、撮影はモロッコや西ヨーロッパで行われた模様。国王や政府系機関を皮肉ってるところがたくさんあり、イスラムの教義に反しまくることをムスリムがやっていたりもして、そりゃ撮影が許可されるわけないわな。。)

 

日本の公開は

日本では公開予定がないそうです。というか、多くの国で公開予定がないそうです。
アメリカでも全然成功していないらしく、そんな映画の放映権など買わないと。
まあそりゃそうだわな。

が、もし無料で観れる機会があればぜひ。
アメリカによる偏見に満ちたイスラム社会を垣間見るという、別の意味では楽しいです。

Facebook Comments