ペナンの魅力4 多宗教多民族が交わる通り

ジャラン・マスジド・カピタン・クリンJalan Masjid Kapitan Kelingという通り(Jalanジャランは道。通りRoadという意味のマレー語)では、
200年もの間、5つの宗教、多民族のコミュニティーが共存する、他に例を見ない歴史を持っています。

イギリス統治時代の1800年代に、南から順にマレー人、インド人、中国人、ヨーロッパ人が住んでいたため、
この通りにはその順番に、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教+道教、キリスト教と5つの宗教施設が、300m程度の中で共存しています。

通りの地図。特に中央より上が300m近くですごい密集

ヒンドゥー教寺院の近くはLittle Indiaと呼ばれるインド人街になっており、
すぐ隣には華僑が集まっている(といっても元から華僑が多いから違いがわかりにくいけど)。

不思議なとおり。

ちなみに、マレーシアの両替商はインド人が多いのですが、インド人街は両替屋だらけでした(笑)

 

マスジド・カピタン・クリン Masjid Kapitan Kelin

南から、まずはイスラム教のマスジド・カピタン・クリン(カピタン・クリン・モスク)Masjid Kapitan Kelinへ。
(上の地図では中央あたりにあるイスラム教モスクです)

マスジド・カピタン・クリンMasjid Kapitan Kelin外観

白基調のとても清潔感があってきれいなモスク。
幾何学模様がステキでした

ちなみに、ここに限りませんが、マレーシアの多くのモスクでは
観光客の女性用にチャドル(全身を隠す衣装)を貸してくれるので、
服装はそこまで気にしなくても問題ありません。

ミナレット。大きく立派。1階は休憩所兼観光客向け資料館のようになってました

清潔感がある礼拝堂とギリシャ風の柱

が、ヨリコはお求めのステンドグラスがなく、
Pokemon Goで珍しいポケモンがいると追っかけ回してました。

上部にほんの少しだけ見えたステンドグラス。シャンデリアも立派

 

 

スリ・マハ・マリアマン寺院 Sri Mahamariamman Temple

次にヒンドゥー教のスリ・マハ・マリアマン寺院Sri Mahamariamman Temple。

通りの裏側に入り口がある。外観からしてインド

中に入ると独特の装飾がずらり。ヨリコとふたり、あちこち歩いてしげしげ眺めてしまいました。

ダルシムしか頭に浮かんでこないが、とても立派でカラフルな装飾がずらり

ヒンドゥー教の神々なんだと思う。とてもカラフル

観光客もいましたが、熱心にお祈りしている方もいて、お供え物もたくさんありました。

ただ、それよりなによりお寺のスタッフの方たちが上半身裸の大男でとても印象的でした。。

 

観音寺Kuan Ying Teng

道教+仏教の観音寺は目立たず通過。ごめんなさい。

 

セントジョージ教会St.George’s Church

最後にキリスト教のセントジョージ教会St.George’s Churchへ。

美術館のごとき、でーんとした外観

中はシンプルでありながら厳かな空気が流れる空間

ヨリコとふたりでイスに腰掛けてみる。

側面には扉があり、これが開けられていて、日陰の安らぎと風が通り、夏休みの昼下がりを家で過ごしているような安らかな気持ちになった。

しばらくの間、お祈りをしたり、休んだり、ゆっくり座っていた。
ヨリコもひとりで長い時間雰囲気に浸っていたようだった。

落ち着く時間。

 

と、いろんな宗教を駆け足で見られる、不思議な通りでした。

 

ペナンの魅力5 自転車でわいわい楽しめる

ここまで紹介してきた観光地。
密集しているものの、端から端まではそれなりに距離があるので、
自転車だととても効率よく回れます。

街にはレンタサイクル屋があって、いろんな自転車が借りられます。

移動しやすい一人乗り自転車で楽しむのも良し

そして二人乗りのタンデムはもちろんのこと、こんなのまで。

親子親戚など家族旅行であっても、6人乗れそうな自転車

これに大の大人が密集して乗ってる光景はかなり滑稽、というかかわいかった。

複数人数乗りの自転車は結構怖かったりするものの、楽しい。

僕たちが自転車を借りたのはこちらのお店。

壁画が楽しめる通りにあって便利。
日本のママチャリも使い古された感あるものを貸してくれる。

 

疲れたらカフェへ

が、外は暑く、太陽を遮る日陰もないので体力消費は激しい。

立ち寄れるカフェは自転車を借りたところ周辺にはたくさんあるものの、
少し離れて海沿いやResidence of Ku Din Ku Meh (Segara Ninda)あたりまで行くと、
屋内でくつろげそうな店が見当たらなくなるので、注意が必要です。

僕たちが休憩に立ち寄ったカフェは、こちらのDouble Exposure Cafe

最近のカフェ風な黒板多用のオシャレデザイン

写真に関する私設博物館的な店に併設のカフェ。カフェだけでもいい?と入らせてもらった。

店名のDouble Exposureは、写真用語Double Exposure(多重露光)と、
コーヒーのDouble Espresso(エスプレッソ2ショット)をかけていると思われ、センスある。

店内も広くはないがオシャレだし、食べてないけどケーキもおいしそう。

ムラカMerakaでおいしかったココナッツシェイクを注文してみたら、レンズ型のカップで出てきて、これまたおもしろい。

カメラのレンズ型カップ。結構細かい

WiFiも使えて快適。

冷たいシェイクと涼しい店内でリラックス、というかうたた寝してしまう。
おかげで疲れもだいぶとれました。

すっかり気に入ったレンズ型カップを、併設のショップで写真家の義父におみやげとして購入。

うっかり入ったカフェで楽しめました。

ちょうど疲れたときにいてそうな位置にあり、なかなか質が良いお店。
外観は博物館であり、カフェ風でないため、さらっと入ってくる客も少なく、ますます落ち着ける。
外にあるトイレには、店員に鍵を借りて入ります。

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